砂ガールの常勝競馬思考法

馬券師の砂ガールが、勝てる競馬の思考法を伝授します

【チャンピオンズカップ】出走馬診断(A~D) 短評付き!

 今週の日曜日は中京競馬場でダートGⅠチャンピオンズカップが行われます。ダート初参戦の白毛馬ソダシがどんなレースを見せるのか注目が集まります。
今回はダートだけに全力を注いでレース分析をしている砂ガールがチャンピオンズカップの出走馬全頭診断をしました。現段階の評価をA~Dに分けています。
A 本命候補
B 相手有力候補
C 2・3着の馬券圏内候補
D 消し候補
予想の参考や的中の助けになれば嬉しいです。当日はパドックを含めた予想をアップしますのでそちらもぜひ参考にしてください。
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1枠1番ソダシ C
「ダート自体は問題なさそうですが…」
初のダート戦、人気だけでなく実績面も素晴らしいアイドルホース。血統面や持続力を活かす競馬内容からダート適性は有りそうです。ただし、ダートのトップレベルのペースへの対応、控える競馬をした時にキックバックを受けて問題ないか?など未知な面も多いです。人気と未知な面を天秤にかけると積極的には買いたくない馬です。
それに加え、今回の直前調教がこれまでとは異なり強めでした。調教メニューが若干異なる点がどう出るのか?

 

1枠2番カジノフォンテン D
「中央のスピード競馬は厳しい」
地方特有のパワーが必要な条件で好走してきた馬。去年の暮れの東京大賞典から川崎記念かしわ記念は中央馬相手に好走しましたが今回は中央のスピードが求められる条件にガラっと変わります。厳しいです。

 

2枠3番サンライズノヴァ D
「勢い感じず」
チャンピオンズCは3年前が6着、去年は12着と距離が長い印象です。それに加えて、今年はいままでなら伸びてくるところで伸びないレースが続いておりこれまでよりも勢いを感じません。

 

2枠4番インティ C
「今年も馬券圏内アリ」
 今年のフェブラリーSは出遅れてしまいましたが、思ったよりも良い脚を使っての6着、それから控える競馬に戦法を変えて善戦しています。チャンピオンズCは2年連続3着、GⅠでも勝っているように実力はあります。主戦の武豊ジョッキーに変わり、内枠を活かして内ラチをロスなく立ち回れば馬券圏内に食い込む余地はありそうです。

 

3枠5番エアスピネル D
「距離は少し長い」
 今年のフェブラリーSの2着馬、前走の武蔵野Sも詰まりながら2着、GⅠでも好勝負が可能な馬ですが去年のチャンピオンズCで福永騎手が福永騎手「マイルの方がいい感じがしますが、よく差を詰めています。」とコメントしているようにベストは1600mな印象。

 

3枠6番テーオーケインズ A
「条件良化で巻き返す」
 前走のJBCクラシックは出遅れ。リカバーするために促し、スピードに乗ったところで、早々に全体のペースが緩んでしまい折り合いに苦労しました。それでもオメガパフュームやチュウワウィザードといった実力馬と差のない結果。今回はスローにはなりそうにないメンバーなので折り合い面に心配はない。ロスなく立ち回れるタイプなのでこの枠もプラスに働きそう。巻き返しに期待します。

 

4枠7番サンライズホープ D
シリウスSのレベル?」 
 初重賞挑戦となったプロキオンSは極端な内ラチ沿いが有利な馬場で負けてしまいましたが、前走のシリウスSはキッチリ押し切って着実に力を付けている印象。ただ、シリウスSは1番人気がゴッドセレクション(最下位入線)、距離が長かったブルベアイリーデが2番人気で3着とレースレベルが低かった印象。サンライズホープは斤量面で2着のウェスタールンドよりも2キロ軽かったことを考えるとGⅠでも通用するのか疑問。

 

4枠8番スワーヴアラミス C
「勝負所で動ける位置にいれるかどうか」
 前走は中途半端な騎乗で不完全燃焼。もともと砂を被るとやめてしまう面がある馬でしたが、精神面に成長が伺えます。今年のエルムSのように勝負所で動ける位置にさえ出すことが出来れば力を発揮できるようになっています。勝ちまでは厳しいかもしれませんが、力を発揮することが出来れば3着くらいあっても良さそうです。

 

5枠9番オーヴァルニュ B
「得意条件に戻る」
 今回と同じ中京コースは3戦3勝の得意舞台。今年の平安Sで日本レコード勝ちしているようにスピード馬場が得意な馬。前走は中央競馬の中でもパワーが必要とされる阪神ダートに加え、調教段階から使うだけの仕上げだった印象があり度外視可能なレース。
条件替わりと一叩きされた上積みの巻き返しに期待します。ただ今回の調教を見た印象では平安Sの時ほどの仕上がりではないかもしれないという印象を受けました。

 

5枠10番ケイティブレイブ D
「変わり身感じない」
 調教内容からあまり変わり身を感じません。

 

6枠11番アナザートゥルース C
「先行してどこまで粘れるか」
 ウェスタールンドが出走回避したためギリギリで出走にこぎつけた馬。ペースや馬場に関わらず先行するとシブトイ馬で、前走のみやこSや今年1月の東海Sは厳しい展開や馬場状態を粘り込む味のある内容。今回はGⅠなので楽ではないですが、積極的に先行してどこまで粘れるか。

 

6枠12番クリンチャー C
「状態と左回りがカギ」
 前走のみやこSは差しが決まる厳しい展開を先行し外めを回ったことと、やや太目残りだったのが敗因。一叩きされた効果に期待したいですが、調教は思ったよりも軽めなことと左回りの成績がイマイチな点が気になります。当日のパドックで状態を見極めたい馬。

 

7枠13番チュウワウィザード B
「去年の状態にあるかどうか」
 去年の優勝馬、今年は海外遠征や骨折があり、ここ2戦はベストなコンディションでレースに臨めていない印象です。そんな中で、前走のJBCクラシックは不利な最内枠から3着、力を示しました。去年のチャンピオンズカップの素晴らしいデキにあれば今年も好勝負になるはずです。パドックを注視して見極めたいと思います。

 

7枠14番ダノンファラオ D
「実力的に厳しい」
 これまでの戦歴を考えると実力的に厳しそうです。

 

8枠15番メイショウハリオ D
「外枠マイナス」
 前走のみやこSは展開に恵まれたことと持ち味の器用さを活かして見事に差し切り勝ち。勢いはありますが、今回は外枠を引いたことで立ち回りの上手さが活かせそうにありません。斤量面のアドバンテージもなくなるので軽視。

 

8枠16番カフェファラオ C
「ここ2戦は度外視可能も…」
 前走の函館記念(9着)はトップハンデで初の芝レースで度外視出来るレース、前々走のかしわ記念(5着)もかなりパワーが求められたことと小回りの1600で力を出せず。特にかしわ記念は二人引きでテンションが高く状態面にも問題がありました。本来の力を発揮出来れば巻き返しは可能です。
 ただ、この馬のパフォーマンスが高いのは、ユニコーンSやフェブラリーSのように東京1600m。それに中京1800ダートで大外枠から捻じ伏せるのは至難の業。去年のチャンピオンズCで伸びきれなかったように、勝ち切るまでは微妙な印象です。
 プチ情報ですが、パドックを見る時のワンポイントはフェブラリーSの時のように1人引きでテンションを我慢出来ているかどうかです。

 

『危険な人気馬』は2度オイシイ! 

『危険な人気馬』とは?

『危険な人気馬』とは、人気しているけれど、4着以下になりそうな『危険な人気馬』のことです。

一般的な1番人気は複勝率60%以上、つまり2回に1回以上の確率で3着以内にきます。

しかし、このブログで挙げた1番人気の『危険な人気馬』は今のところ11回中8回も4着以下です。

『危険な人気馬』を見つけて、人気馬の中で軽視出来る馬がいれば、本命党、穴党に関わらず自分の狙っている馬の期待値はグンと上がります。

しかし『危険な人気馬』のプラスはこれだけではありません。人気して負けてしまった『危険な人気馬』の次走は一転して狙い所になるんです。

 

『危険な人気馬』の次走成績

まずは私がこれまでに挙げた危険な人気馬50頭の成績です↓

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続いて危険な人気馬に挙げた馬の次走成績です。50頭のうち40頭が先週までに出走しており、その成績が下の表になります↓

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表を見て分かるように『危険な人気馬』の次走を狙うだけで儲かることが分かります。

 

『危険な人気馬』の次走がチャンスなワケ

『危険な人気馬』は人気する実力を持っている馬が多いです。

人気を裏切って負けたとしてもそれは条件が悪かっただけです。

多くの場合、厳しい条件の次走は、条件が緩和されるかむしろプラスになります。

ピンチの後にチャンス有りです。

本来の実力を発揮する確率が高くなりますし、前走の敗戦で人気を落とすことで馬券的にも妙味があります。

『危険な人気馬』は2度オイシイ!

皆さんも『危険な人気馬』を見つけて競馬に勝ちましょう!

 

以下、過去の危険な人気馬の記事です。

第1回目『スローペースの逃げ馬』↓

https://sunagirl.hatenablog.jp/entry/2021/11/02/083909

 

第2回目『外枠先行⇒内枠先行出来ず』↓

https://sunagirl.hatenablog.jp/entry/2021/11/05/103358

 

第3回目は『右回りと左回り』↓

https://sunagirl.hatenablog.jp/entry/2021/11/15/220014

浦和記念のように馬主2頭出しの成績は?

昨日11月23日(火)に行われた浦和記念はメイショウカズサが優勝しました。

メイショウカズサを所有する松本オーナーは、浦和記念にメイショウダジンも出走させていました。いわゆる2頭出しです。

今回のテーマは馬主の2頭出しの成績についてです。

昔から言われている「2頭出しは人気薄の馬を狙え」についても調べてみました。

 

馬主が2頭以上の馬を出走させた時の成績(ダート)

 

まずは馬主が2頭以上の馬を出走させた時のダート成績です。

以下、データの集計期間は2021.1.5~2021.11.21です。

表の中の単回収値と複回収値はそれぞれは単勝回収率と複勝回収率のことです。

 

〇馬主が2頭以上の馬を出走させた時のダート全成績

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成績悪い!

ただ、これだけ見ると2頭出し自体がダメなように感じますが、

1ケタ人気(1~9番人気)と2ケタ人気(10~18番人気)に分けると違ってきます。

2頭出しの2ケタ人気馬の成績は非常に悪いです。

 

〇馬主が2頭以上の馬を出走させた時の1~9番人気のダート成績

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〇馬主が2頭以上の馬を出走させた時の10~16番人気のダート成績

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2ケタ以上の人気が全くない場合は、

ほとんど出走するだけになってしまっているようです。

なのでここからは、2ケタ人気の馬を除いた1ケタ人気(1~9番人気)に絞って調べます。

 

格言「2頭出しは人気薄を狙え?」は本当?

 

続いては、競馬の格言「2頭出しは人気薄の馬を狙え」について調べてみました。

以下は、2頭出しの馬の人気馬の成績と人気薄馬の成績です。

 

〇2頭出しの人気馬の成績(3頭以上出走している場合はもっとも人気している馬のみ)

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〇2頭出しの人気薄の成績(3頭以上出走している場合はもっとも人気している馬以外)

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格言通り!「2頭出しは人気薄の馬を狙え」は狙い目ですね!

好走率こそ人気馬よりも少し下がりますが、

単勝複勝回収率を見ると分かるように人気薄の馬は馬券的に妙味があります。

逆に、人気馬の方は少し人気になりすぎていることが分かりました。

 

まとめ

・馬主の2頭出しの2ケタ人気(10~16番人気)馬は、

ほとんど出走させるだけなので軽視がオススメ

・馬主の2頭出しの1ケタ人気(1~9番人気)馬は、

格言通り、人気馬よりも人気薄の馬を狙った方がGood!

阪神12R 姫路S

◎14サヴァ

 

前走のユニコーンSはHペースを先行馬で唯一粘っての2着で価値ある内容。

今日の阪神ダートは外から押し上げる馬が上位に来ており、

外枠から自分のペースでジワっとポジションを取って押し切る。

 

相手有力16・15・6 相手8・13・10

 

追記

1着14サヴァ

 2着3シゲルホサヤク

 3着10ナンヨープランタン

 4着8シゲルタイタン

5着ピアシック

 

本命サヴァは見事1着でしたが、2着のシゲルホサヤクを抑えておらずでした😨

 

 

阪神12R

阪神12R

 

◎6スリーピート

 

左回りよりも右回りの方が好成績な馬。

休み明けは新馬戦を除けば、すべて馬券内に好走しており、

今回も調教の感じから力は出せる仕上がり。

やや激しくなりそうな先行争いを見ながら差し切り狙う。

 

相手候補10・3・7・8・9 

 

追記

1着エイシンバッカス

 2着6スリーピート

 3着8ピナクルズ

 4着5ダンシングサンダー

5着ハニエル

 

本命スリーピートは2着でしたが、相手をしっかり抑えました!特に3着ピナクルズは14番人気の単勝オッズ137.7倍で、三連複97970円をゲットしました✌

穴党向き?3勝クラスのダート戦!

3勝クラスのダート戦は難解

ダート3勝クラス

メインレースの前に行われることが多いですよね。

景気付けに買ってみたら、超人気薄の馬に勝たれてしまい、逆にショボーンってなってしまった経験はありませんか?

安心してください。

ダート戦の場合、3勝クラスを的中させることが最も難しいと言っても過言ではありません。下の表は各クラスの3連複3連単平均配当です。3勝クラスの3連複3連単平均配当が一番高額配当になっているように3勝クラスは波乱のレースが多いです。荒れる3勝クラスのダート戦には理由があります。

 

↓クラス別の3連単平均配当(ダート戦)(対象データ2019年1月1日~2021年11月15日)

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なぜ3勝クラスのダート戦は波乱になりやすいのか?

 

3勝クラスのダート戦が波乱になりやすい理由として大きく2つ挙げられます。

 

①抽選除外馬が多い

抽選除外馬とは、フルゲート以上の出馬申し込みがあった場合に、ルールに従って抽選を行った結果、出走できなかった馬のことを言います。

抽選除外馬になると期限付きの優先出走権をゲットできます。

そのため、優先出走権を得るためにあえて仕上がり途上の馬を出馬申し込みする場合があります(抽選に通ってしまう場合も当然あります)。

今年の5月に美浦所属の相沢調教師が自身のコラムにて「最近、厩舎関係者の悩みの種になっているのが、3勝クラスのダート戦で除外が多発していること。」と記しているように、3勝クラスのダート戦は抽選除外馬が非常に多いです。

先週までに、2021年の3勝クラスのダート戦は86レース行われていますが、そのうち72レースで除外馬が発生しています。

その結果、出走したいレースに使えない…なんてことがよくありますし、馬の状態をピークに仕上げたのに除外になってしまうこともあります。

目標にしていたレースに確実に使えるかどうか分からないことが波乱の一つの要因です。

 

ハンデ戦が多い

 2019年~2021年11月15日までに行われたハンデ戦は191レースあります。そのうち半数近くの89レースが3勝クラスでした。

ハンデ戦は、実績や最近の状態などを考慮し、各出走馬に勝つチャンスを与えるよう決められた重量を負担させるレースです。定量戦に比べて、馬の状態や当日の馬場状態、展開といった実力以外の部分でレースの結果が決まってしまうので不確定の要素が多く波乱になりやすいです。

また①の抽選除外馬が多いことに繋がりますが、タイミングが合わずに本来の実力を出せていなかった馬が、ハンデ戦に出走することで本来の実力よりも軽い斤量を背負うことで穴をあけることがあります。

 

3勝クラスのダート戦は穴馬がオススメ

3勝クラスは馬の状態を見極めることや能力比較が難しいレースが多いです。だからこそ、実力はあるのに全く印が付いていない馬や状態が良いのに人気していない人気薄馬が見つかることが多く感じます。

盲点になっている穴馬を見つけてメインの前に勝ちを掴みましょう!